鈍行列車のアジア旅
先日貶(けな)した朝日新聞ですが、そのエンタメサイトに「どらく」というのがあり、この中の「クリックディープ旅」というトラベルシリーズが結構好きで、更新を楽しみにしています。
さらにその中の「世界鈍行列車編」を文庫化したのが、「鈍行列車のアジア旅」。
貧乏旅行作家として著名な下川氏。
この手の本にはお約束の失敗談や難行苦行振りが、しっかりと盛り込まれています。
著者も50代半ばになり、バックパッカー流の旅行は肉体的にも厳しいんでしょうが、今さらセレブ旅作家に転進は難しいという悲哀も含めて、含蓄ある読み物として楽しめます。
この本の内容は2010年の旅ですから、最近の鉄道事情を反映しているのですが、まだまだアジアは日本のように「時刻表通り電車が走る」国ではない事がわかります。
そもそも「時刻表」があること自体が、稀(まれ)のようです。
なお、同時に格安エアラインで世界一周 も読みました。
最近増えてきたLCCで安い旅を考えている人にはノウハウ本、考えていない人には、やはりお約束のトラブルと苦行の読み物として楽しめます。
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