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May 16, 2011

なぜミューザ川崎は崩壊したのか

O0500033311114965589首都圏の主要な施設で、ここまで無残に壊れたのは珍しいというか、一体どうしたんでしょうか、というくらい崩落しています。

川崎市は、復旧工事の完了は2012年度末、復旧工事費20億~30億円を6月補正予算に盛り込むと発表しました。
順調に行って、全治2年間ということです。

このホールは2003年竣工。
建築主は都市基盤整備公団、設計者は松田平田設計、施工は大成建設という錚々たる顔ぶれ。

そもそも川崎市の駅西口整備構想という上位計画に沿ったものであり、一般的に考えてケチケチ建築になる要素は少ないように感じられます。

周辺のSCでも、シネコンの屋根が落ちたり、スポーツ施設に被害がありましたが、既に復旧済みです。

首都圏のホールの中でも、なぜミューザ川崎だけが特別に大きな被害となったのか。
音響効果を重視する余り、耐震性が犠牲になっていたのか。

なお私は1回だけここで、モーツァルトの「魔笛」を見ました。
川崎というと文化貧困のイメージがありますが、観客はマナー良く、音響は素晴らしいものでした。

一音楽ファンとして、原因の究明と早期の復活を祈ります。

参考記事:外壁パネル落下の推定原因が判明
独バイエルン州議らがミューザ川崎を視察

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