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June 25, 2011

シカゴ筋ポジションの確認(6/21時点)

        (6月21日)   (6月14日)  (増減)
カナダドル    2204      18855   ▲16651
スイスフラン   11813     13287   ▲1474
ポンド      ▲11360    11226   ▲22586
円         32594     24768   +7826
ユーロ      29771     49894    ▲20123
NZドル     18849     19218     ▲369
豪ドル      54571     67670    ▲13099

言うまでもなく、クロス円ロングではなかなか利益が出ない状況です。
特に今週はIEAの備蓄放出による原油価格の下落が資源通貨のポジション解消へと波及し、人気の豪ドル円も軟調でした。

原油価格の落ち着きは中長期的には実体経済にプラスですが、足元では商品市況の下落が株価にマイナスとなり、それがまた為替のリスクポジション解消にも繋がっています。

個別にはカナダドルの持ち高がほぼゼロに近付き、経験則では底に近い状況。

ポンドは利上げ観測の低下で大きくショートに転換。
ユーロも大きく持ち高減少。

円はさらに買われ、オセアニア通貨はロングポジションの調整で軟調。

5月の「Sell in May現象」以降、過剰なインフレフォローポジションが解消に向かっているとも理解できますが、長期的には新興国が拡散するインフレが世界経済の大きな懸念事項であるという現実に変わりはないだろうと考えています。

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