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June 03, 2011

米国住宅価格は底に達したか

762619648ba011e0a72500144feab49aFTの「Housing market: renting on the rise」が示す左上のグラフは、値下がりした住宅と上昇した家賃の相関性。
左下は賃貸に住む人の比率で、31%をボトムに34%。

金融危機後、持ち家をあきらめて賃貸派が増えるに従って家賃が上昇し、ついにローン支払いと同じになったのです。

住宅価格が適正な水準かどうかを判断する一つの方法は、家賃との比較です。

日本のバブル時代、家賃が大きく変化しない一方で住宅価格は上がり続け、特に都心では収益還元価格の2倍を超え、ついには破裂しました。

このグラフを見ても、2007年ごろにはローンが家賃の2倍になり、直後に金融危機が発生しています。

家賃の上昇と住宅価格の下落によって両者の曲線が交わったということは、ようやく住宅価格が適正値まで落ちたとも理解されます。

当然、買って貸す人には過去にはない絶好の環境。

理屈の上では、高利回りに魅せられた投資資金が住宅市場に流入し、価格の下げ止まりを見せることになるはずですが。

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