日本優良株、反発力の比較(4)
ファナックは相変わらず堅調。
受注堅調と伝えられ、金曜日には5%上がりました。
東芝はややプラス。
原発敬遠のヒステリー売りが収まり、液晶統合などのニュースにもポジティブに反応するようになりましたが、震災前の水準と比較すると落ち込みの大きな銘柄の一つです。
京セラは一進一退。
太陽光発電全般に関し、個人はともかく、機関投資家は冷静です。
最下位はコマツ。
震災直後は断トツの反発振りでしたが、新興国株価と連動しやすいこともあり、5月以降はダラダラ下がり。
市場のリスクオフムードにも左右されやすく、買いやすく売りやすい銘柄でもあります。
現在の東証は海外勢が主役であり、バイ&ホールドではなく、あくまでトレードで参加しています。
震災と電力不足、円高、政治不在というマイナス材料を相殺するほどのプラスはどこにもない以上、上値には限界があります。
この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。
Comments
同じく国際的な日本企業でも震災後の株価パフォーマンスは企業によってだいぶ違うんですね。日本企業っていう括りがあまり有効でなくなった気がします。
医療機器や日用品企業などウオッチ対象にはなさいませんか?これらは景気敏感性や新興国需要フェーズの点で違う色彩が出るような気もしますが如何でしょうか?
Posted by: blue | July 03, 2011 11:13 AM
今や日本株は、中国以外のアジアという括りの中でワンノブゼム化しつつあり、少ない投資資金の奪い合い状態かと思われます。
最近は本業の多忙で週末ブログ状態ともなり、個別銘柄は放置プレーが中心なため、グローバルな資金フローだけは何とかフォローしておこうと、為替、新興国株価、コモディティ等を見ています。
Posted by: akazukin | July 03, 2011 01:02 PM