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July 09, 2011

なぜビルのエレベーターは動き出したのか

私が勤務するオフィスビルのエレベーター(ELV)。
多くのビルと同様に半分(2台の内1台)が止まっていましたが、数日前から全て動き始めました。

その背景事情を探ってみると、二つの理由が判明しました。

一つは、7月1日以降15%の強制節電が始まって細かく電力使用量を分析した結果、節電の主役は照明であり、ELVを止めた事による効果はあまりないことがわかったという事実があるようです。

考えてみても、ELV停止で節約できるのは同時に動く確率が無駄に高かった場合のみ。
仮に積み残しがあって1台が2回動けば、待ち時間が増えるだけで電力は従前と一緒です。

もう一つの理由は主要テナントの意向。
実はこのビルにはメインテナントで銀行が入っているのですが、ここが最近までELVの停止を強く主張していたらしいのです。

その理由は、「このご時世にELVを全部動かしていたら、何を言われるか分からない」。

いかにも銀行らしい心配ですが、最近の自粛ムードと電力の逼迫状況の緩和で、態度が軟化したというのが真実のようです。

重要なのは、節電に消極的と批判されないこと。
そう考えている人は大勢いて、「深夜の節電」など優先順位の低いことを強硬に主張し、結果として多くの人が迷惑しています。

電力状況にさほどの心配がない今、私は普通にエアコンを使い、体調を崩さないようにして生活していますが、それでもLED効果で去年よりは3割節電です。

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