選挙後のタイは混乱を回避できるのか
現在の与党は反タクシンの民主党ですが、インフレに苦しむ貧困層には、農村ばら撒き政策で支持を集めたタクシンは甘い思い出。
民主党も対抗上賃金アップを打ち出すなど、両党ともポピュリスト的公約で選挙戦を戦っているのは、日本と変わりありません。
タイ貢献党が単独過半数なら市場はひとまずネガティブに反応。
連立政権なら、ややポジティブとは言われていますが、今は否定しているタクシンへの恩赦や軍への報復人事などで既存権益層との関係が悪化すれば、大きな資金逃避が起こる可能性もあります。
バンコクが、再び黄色と赤で二分するのは誰しも見たくないとろですが、かといって両派の落としどころは見えないのが現状。
左は、インドネシア、マレーシア、タイETFの比較(3ヶ月)ですが、タイ貢献党がインラック氏を首相候補と決定した5月以降、顕著に警戒感が広がっています。
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