円高から抜け出せそうにない
今日、札幌から戻って、ざっと相場全体を見回しましたが、酷いですね。
今週は、世界中で株離れが進行。
特に長期的な円高が懸念される日本輸出株は、年初来安値が続出。
リーマンショック時でも1000円を切らなかったパナソニックが800円割れで、PBR0.63倍。
自動車株は当面の下値が崩れてガタガタ状態。
東証にもガレキが広がっているような風景です。
世界経済は3年前、アメリカの住宅バブル崩壊を低金利と巨額の財政出動でどうにか誤魔化した訳ですが、この手はもう使えないという恐怖感が投資家心理を強く萎縮させています。
そもそも、問題を起こす度に紙幣を刷れば解決する、という発想自体が危険。
金が上がり続けるのは、「このままでは金本位制に戻って強制的に通貨発行量を抑えないといけなくなるぞ」というメッセージ。
高値覚えで株式を買いに入るような局面ではないと思われます。
世界が長期低成長時代に入る可能性も踏まえ、これまで通り、「何がディフェンシブか」だけをキーワードにしたいところです。
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