シカゴ筋ポジションの確認(9/13時点)
(9月13日) (9月6日) (増減)
カナダドル ▲6303 2081 ▲8384
スイスフラン 5493 7549 ▲2056
ユーロ ▲54459 ▲36443 ▲18016
ポンド ▲26193 ▲13220 ▲12973
円 34955 32787 +2168
NZドル 17664 17670 ▲6
豪ドル 36934 48041 ▲11107
ユーロ、ポンドが大幅に売り越し増加。
依然として欧州懸念の弱気ムードが続きます。
警戒感から、豪ドルのポジションも調整が入っています。
足元を見ると、今週の株式は全般に反発。
8月以降のDOWの各週UPDOWNは、
▲6%、▲2%、▲4%、 +4%、▲1%、▲4%、 +5%。
今週は最大の反発率となり、下げ幅にやや緩和の傾向が見られます。
相場は、ギリシャからスペイン、イタリアへと財政危機が波及し、銀行間の信用機能が麻痺するような事態を心配し、一部その影響を織り込んでいるような雰囲気があります。
政治的にはそうしたワーストケースを何とか食い止めるべく努力がされており、今週の相場はそれに対して一定の評価がなされた格好と言えそうです。
もっとも欧州が一枚岩になりきれないのは数千年も続く事実。
市場の不安は容易に払拭されません。
現在の相場の位置は、危機回避の努力が何とか成功すると考えるなら心配し過ぎですが、実際に欧州発の金融ショックが走るとすれば織り込み度がまだまだ足りない、といった位置にいるのではないでしょうか。
この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。
Comments