シカゴ筋ポジションの確認(9/20時点)
(9月20日) (9月13日) (増減)
カナダドル ▲5458 ▲6303 ▲155
スイスフラン 4221 5493 ▲1272
ポンド ▲59755 ▲26193 ▲33562
円 45617 34955 +10662
ユーロ ▲79460 ▲54459 ▲25001
NZドル 13565 17664 ▲4099
豪ドル 23095 36934 ▲13839
今週の相場は大荒れ。
パニック的な投げが発生し、結局NYDOWは1週間で▲6.4%。
ちなみに金は▲10%、銀は▲20%といった感じです。
普段どの程度のレバがかかっているのか、大体の見当が付きます。
上記IMM(non commercial)の為替ポジションは、円以外全てマイナス。
欧州通貨の売り越しはさらに拡大、オセアニア通貨はポジションの取り崩しとなり、全体にドル回帰が進行しました。
結果、クロス円が大きく下落。
特にポンド円は戦後最安値を更新し、瞬間的に116円台までありました。
これは2007年最高値250円の半分以下。
ここまで激しいボラティリィティは、主要通貨では他に見当たりません。
イギリスという国は金融に身を委ねた結果、揺れが大きく船酔いしやすい社会となりました。
生活も安定感を欠くことになり、暴動など社会不安の一因になっているかもしれません。
相場全体に度々こうしたパニック症状が起こるのは、主たる投資家が筋肉質ではなく、レバのかかったメタボ体質であることが最大の理由です。
経済そのものも、金融緩和と国の借金で脂肪の多すぎる血液となり、病気にかかりやすくなっています。
今月ゴールドマン・サックスは、かつて1兆円以上を運用していたヘッジファンド「グローバル・アルファ」の閉鎖を決定しました。
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Comments
カナダ滞在時には全く世間づれして生活していたので帰国した今日見た市場パニックニュースに少し驚きました。
イギリス等と違い資源の裏付けがあるせいか移民政策で福祉負担が軽いのか理由がよくわからないのですがカナダの豊かさはまばゆいばかりでした。
先進国は何処もかしこも苦しんでる中いい意味でどこ吹く風でした(笑)
Posted by: blue | September 24, 2011 07:41 PM
マイケル・ムーア監督の「Sicko」の中で、国境を越えてカナダに入った途端、銃は厳しく規制され、国民皆保険になっていると驚く場面があります。
広い国土、豊かな資源を背景に、あくせくする必要が無いのか、カナダの銀行やヘッジファンドは比較的堅実です。
私がカナダに入ったのは、ナイアガラのみ。
比較的日本から近いバンクーバーには是非行ってみたいと思います。
Posted by: akazukin | September 24, 2011 08:34 PM