« 米国製エリートは本当にすごいのか | Main | ビ・ライフ投資法人が初の公募増資 »

September 06, 2011

とうとうスイス中央銀行がキレた!

スイス国立銀行(SNB)は、ユーロ/スイスフラン相場に下限(1ユーロ=1.2フラン)を設定し、目標を守るため無制限に外貨を購入する用意があると表明しました。(現地時間では午前9時と思われます)

Longcharteurchf60mめったにないことなので、チャートを残しておきます。

自国通貨を高くしないという決意なので、「通貨防衛」というのは変ですし、レートを固定するわけではないので「ユーロペッグ」もおかしい。

通貨安戦争に対する宣戦布告という表現が比較的なじむでしょうか。
 

無制限に外貨を買うためには無制限にスイスフランを刷るということになりますが、本当に出来るのか。

そもそもユーロ不安には理由があるので、市場全体に戦いを挑んで勝てるのか。

Zちなみにドルに対する円の評価と、ユーロに対するスイスフランの評価を並べてみると(5年チャート)、円の方が事態は深刻です。

もしもSNBの怒りを「ごもっとも」とするのであれば、日銀はさらにブチ切れても容認されるということにはなります。

この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。

|

« 米国製エリートは本当にすごいのか | Main | ビ・ライフ投資法人が初の公募増資 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 米国製エリートは本当にすごいのか | Main | ビ・ライフ投資法人が初の公募増資 »