生活保護はやめられない
「働かざる者食うべからず」
私がダラダラと過ごしていると、昭和一桁生まれの両親から叱られたものです。
この言葉はどうやら、聖書にある「If man will not work, he shall not eat」が始まりのようです。
「will」は自分の意思、「shall」は神の意思と授業で習いました。
16日に放送されたNHKスペシャル「生活保護 3兆円の衝撃」は、大阪市での実例を基に生活保護制度への理解を深めてくれます。
・健康で働ける能力(稼働能力)があっても生活保護を受けることが可能です。
リーマンショックの影響を緩和するため、稼働能力要件は緩和されています。
・生活保護支給額は最低賃金より高いので、働くより有利です。
・仕事は選り好みできます。
「私は介護の仕事には絶対向きません」「そんな遠くの仕事には行きたくありません」といっても「他人の金で食わせて貰ってるのにフザケルナ!」と叱られたりはしません。
・酒やタバコを買うことは、「健康で文化的な生活をする権利」に含まれているので問題ありません。
・医療費はタダ。医者が出したがる大量の薬を闇で売れば、ビール代にもなります。
・働く意欲が無ければ無いほど、ケースワーカーやNPOが何年も話し相手になってくれます。
・生活保護に期限はありません。
・いかがわしいのを承知で生活保護ビジネスの手を借りれば、手続きの面倒も最小限。賭博場の情報もクチコミで手に入ります。
大阪市はケースワーカーを増員し、懸命に支援をしていますが、昨年度再就職に成功したのは2%だけです。
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