シカゴ筋ポジションの確認(10/25時点)
(10月25日) (10月18日) (増減)
カナダドル ▲17923 ▲24795 +6872
スイスフラン ▲1203 ▲2243 +1040
ポンド ▲50147 ▲53226 +3079
円 54279 26907 +27372
ユーロ ▲76512 ▲77720 +1208
NZドル 9219 8225 +994
豪ドル 23071 20353 +2719
一目瞭然、円の圧勝(圧敗?)。
円ロングポジションが急増です。
相場はこの後、ユーロ危機への懸念が低下し、ドル売りの様相を強めましたので、各通貨とも「+」が増えているものと推測されます。
日本人に取っては円高の長期化が気になるところですが、ドル円の決定要素の一つとして良く引用されるのは日米金利差です。
現在の2.3%は、リーマンショック後の”陰の極”でもあった
09年1月と同じレベルです。
次に、ドル円レート、DOWとチャートを重ねてみます。
ちょっとわかりにくいですが、09年の初めにドル円は87円まで下がったものの、株価の持ち直し等により4月には100円台に回復。
日本製造業は大いに安堵したものですが、その後ドルは、ほぼ一直線に2割以上も下げて(円は高くなって)います。
株高やドル金利といったドル買い方向の引力以上に、FRBの量的緩和策や世界経済への悲観による日本からの海外投資の収縮といった円高要素が強く働いているように思われます。
財政再建への努力も円高を促進。
15年もの復興増税は心理的には恒久的増税と同じですし、消費税増税や年金切り下げも時間の問題で、家計の需要は減少していきそうです。
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