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October 26, 2011

O社会議室にて(2)

IR室長「社長もようやく今日、退陣を決断してくれたね」
経営企画室長「ああ、金曜の夜に3人で進言した時は睨みつけられたけど、どうやらFBIが本格的に動いたことが相当にショックだったらしい」

秘書室長「東証の社長からも今朝早く、直接電話があったようだ」
「今日、『上場会社を巡る最近の諸問題を受けた要請』が出てるから、その前には仁義を切ろうと思ってくれたこともあるんだろう」

「新社長はどうかな」
「技術畑で真面目だから適任は適任なんだけど、多分裏の裏までは知らされてないと思う。
今後驚くことになるかもしれない。」

「まるでお前は知っているような口ぶりだな」
「いや知らん。ただ嫌な予感がするだけだ」

「ところで第三者委員会の選任は進んでるのか」
「断られまくってる。会計士については、あずさ系は契約切られたことで怒ってるし、新日本系は今会計監査やってるから、利益相反を口実に逃げまくり。
弁護士も、誰も火中の栗は拾いたくないってさ。
そうこうしている間にサウスイースタン・アセットマネジメントから1人推薦が来たりして、頭が痛い」

「一体会社はどうなるのかな」
「経営責任を取ったことで、少し時間が稼げるとは思うが、肝心のことは何も説明されていない。
ウカウカしていると、第三者委員会の結論前に、FBIから日本に資料が提供されて、検察が金の流れを解明するために動き出すことも考えられるな」
「そうなったらもう、まな板の上の鯉か」

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