モルガンスタンレーの凋落
グラフを見ると、モルスタの株価が大きく下げ始めたのは5月から。
4月、合弁証券会社である三菱UFJモルガン証券が自己勘定取引の失敗で1450億円の赤字というニュースがありました。
最近では、モルスタの仏銀へのエクスポージャーは時価総額を上回っており、純資産の約3分の2に達しているといった憶測記事(事実?)も見られます。
春先から40~50%も下落した今の水準だと、三菱UFJ内部で減損会計の適用も懸念されているかもしれません。
2008年秋、90億ドルを出資した時に三菱UFJは、「転換型優先株は株価への耐性が高く、株価が数ドルに下がっても減損しないので普通株ではなく優先株とした」と言っていたのですから、自ら決断した普通株への転換は皮肉な結果となっています。
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