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October 17, 2011

オリンパスのお家騒動は根が深いかもしれない

7733オリンパスは14日金曜日、突然の外国人社長の解任劇で株価は▲17%。

解任理由については「日本に営業日の4割しか滞在せず、独断専行」など社長不適格だったと説明されています。

一方イギリスに戻った前社長マイケル・シー・ウッドフォード氏はFTの「インタビュー記事」の中で、不透明なM&A関連支出を指摘しています。

オリンパスが過去に買収したのは、医療関連の産業廃棄物処理を手がけるアルティス、電子レンジ用容器を企画・販売するNEWS CHEF、化粧品や健康食品を通信販売するヒューマラボの非上場企業3社と、ロンドンで上場していたジャイラス、そしてITX。

前3社は700億円で子会社化し、直後に減損処理。
ジャイラスは40%ものプレミアムで2117億円で購入。
その後、優先株を6億2000万ドルで取得。

オリンパスといえば、内視鏡で独占的な地位にあり、財務健全というイメージがありますが、今見ると自己資本比率が僅かに15%。
7000億円の有利子負債の主因は、2000億円近い「のれん代」。

前社長は、「買収を通じて同社の役員が不適切な利益を上げたという証拠はないが、財務顧問会社などの手中にずさんな形で大金が消え、一連の間違いや非常にまずい判断で、株主価値が13億ドル失われた」と語っています。

上記M&Aの仲介に登場する元野村証券の横尾宣政氏の影や2年前の監査法人の変更など、突っ込みどころは満載。
直前の13日にGS証券が目標株価3800円に引き上げたことも(今期予想EPS67円)、インサイダーによる売り逃げ加担行為かと勘ぐりたくなります。

前社長の言い分が正しければ、単なる経営責任にとどまらず、特別背任や開示不足による金商法違反など刑事事件に発展する可能性さえ感じます。

オリンパスは、かつて私が株式投資を始めた頃、何度か売買していたことがありますが、最近は全くWATCHしていなかったので、これほどまでにバランスシートを腐らせていたとは驚きです。

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Comments

Akazukinさん、こんばんは。
いつも拝読しています。
オリンパスは外国人を社長に抜擢して、利益も上がっていそうだったので、購入しようかなと勉強している矢先でした。やばい所でした。確かに無能では済まない様な話ですね。これで会長の年収1.5億とは。まあ、倒産してもおかしくは無いです。

Posted by: iceberg | October 17, 2011 10:06 PM

大王製紙の件は既に特捜が動いていると報道されていますが、この件も様々な当局が関心を持っていると思います。

簡単に結論が出る話ではないので、長期間のペナルティボックス入りが確定と私は思います。

いずれにせよ、これでまた日本株を買わない理由が一つ増えたわけで、全く情けない話です。

Posted by: akazukin | October 17, 2011 10:44 PM

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