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November 19, 2011

シカゴ筋ポジションの確認(11/15時点)

       (11月15日)  (11月8日) (増減)
カナダドル   ▲17215   ▲15568  ▲1647
スイスフラン  ▲1904      2162  ▲4066
ポンド      ▲32864   ▲29122  ▲3742
円        33680      28077  +5603
ユーロ     ▲76147    ▲54257 ▲21890
NZドル     10614     11550   ▲936
豪ドル      24330     27016  ▲2686

依然として欧州債務危機によるリスクオフ心理が継続し、円以外ではドル回帰傾向です。
ユーロ売りは高水準ですが、さらに大幅増加。

来年ユーロドルはパリティ(1:1)になるという予想もチラホラ出て来ました。
ちなみにユーロ円の最安値は、2000年10月に89円というデータが見つかります。
その時期、ユーロドルは瞬間0.82でした。

ユーロもドルも90円という世界なら、日本人に取っても受け入れやすいような気もします。

ユーロという通貨が岐路に立っているのは疑いなく、ギリシャなど規律に耐えられない国が脱退する道と、逆に財政機能を統合して規律を広めていく道が考えられます。
例えば、財政ルールを守れなかった国は、3年間財務大臣がドイツ人になる、といった罰則も考えられます。

そもそもユーロの第一の目的は、欧州で戦争が行われないようにするということです。

その意味合いにおいて、ギリシャ対策でドイツとフランスが頻繁に協議し、共同して危機に当たっていること自体、「ユーロ成功」の範囲にあります。
どんな経済的混乱も、戦争よりはマシだからです。

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