シカゴ筋ポジションの確認(11/15時点)
(11月15日) (11月8日) (増減)
カナダドル ▲17215 ▲15568 ▲1647
スイスフラン ▲1904 2162 ▲4066
ポンド ▲32864 ▲29122 ▲3742
円 33680 28077 +5603
ユーロ ▲76147 ▲54257 ▲21890
NZドル 10614 11550 ▲936
豪ドル 24330 27016 ▲2686
依然として欧州債務危機によるリスクオフ心理が継続し、円以外ではドル回帰傾向です。
ユーロ売りは高水準ですが、さらに大幅増加。
来年ユーロドルはパリティ(1:1)になるという予想もチラホラ出て来ました。
ちなみにユーロ円の最安値は、2000年10月に89円というデータが見つかります。
その時期、ユーロドルは瞬間0.82でした。
ユーロもドルも90円という世界なら、日本人に取っても受け入れやすいような気もします。
ユーロという通貨が岐路に立っているのは疑いなく、ギリシャなど規律に耐えられない国が脱退する道と、逆に財政機能を統合して規律を広めていく道が考えられます。
例えば、財政ルールを守れなかった国は、3年間財務大臣がドイツ人になる、といった罰則も考えられます。
そもそもユーロの第一の目的は、欧州で戦争が行われないようにするということです。
その意味合いにおいて、ギリシャ対策でドイツとフランスが頻繁に協議し、共同して危機に当たっていること自体、「ユーロ成功」の範囲にあります。
どんな経済的混乱も、戦争よりはマシだからです。
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