O社会議室にて(3)
経営企画室長「やっぱり飛ばしだったのか」
IR室長「やっぱりって、お前知ってたのか」
「知らないけど、前からそういう噂があったじゃないか。
まさかとは思ってたけど、今回の事件が発覚して以来、あの噂は本当かもしれないと実は思ってた」
秘書室長「これからどうなる?」
「こういう時は、責任者が刑事罰、そして規制強化と決まってる」
「誰が捕まる?」
「今の3人はほぼ確実。問題はどこまで遡るのかだけど、一体全体何時からの話なのか(ため息)」
「どういう罪状になるのかな」
「有価証券報告書虚偽記載に、悪くすると特別背任がついて懲役10年まであるかな」
「上場廃止は?」
「それは微妙だけど、要するにライブドアと同じでしょ、と言われても今は返す言葉が無い」
「冬のボーナスは出るかな?」
「馬鹿、そういうレベルの問題じゃないだろ」
「俺たちは何も悪いことはしてないぜ」
「船長が判断を間違えれば、船員ごと船は沈む」
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Comments
Akazukinさん、こんばんは。
相変わらず迫真の状況描写ですねー。素晴らしい。
企業体として継続不能が視野に入ってきました。さすがに内視鏡はこれからもかなり稼ぐと思いますが、この会社をばら売りにしたら、借金を返した後にいくらかは残るのでしょうか。
Posted by: iceberg | November 10, 2011 10:50 PM
黒字の医療事業を、赤字のデジカメや機能しない経営が食い潰している状況です。
現時点でバラバラにすれば、バランスシートはほぼトントン。
これだけの風評に負けずに内視鏡が売れ続けると想定するなら、依然かなりの企業価値があると思われます。
Posted by: akazukin | November 10, 2011 11:32 PM