ユーロはまだ高いのか
ドイツ国債の利回りは、僅かの間に1.8%から2.26%へと、率にして25%も上昇。
危険な兆候となっています。
「ECB:国債購入不胎化、来年1月以後に「限界」も」という記事は今月9日のものですが、現実はさらに悪化しています。
歴史的なトラウマから、ハイパーインフレ防止を第一の使命とするドイツ当局者は、無制限な国債の買い支えに消極的ですが、折りしもECB(Europe Central Bank)の総裁は今月就任したイタリアン人のマリオ・ドラギ。
本音ではユーロ安を望むドイツとフランスが、イタリア人に悪役を押し付けるための周到な人事と見えなくもありません。
少しでもECBに量的緩和の姿勢が見られると、ユーロは節目を割って売り込まれやすい心理になっているように感じられます。
一方、大統領選を控えたアメリカとしても極端なドル高を押しつけられては困るので、日本にさらなる円高を引き受けてもらおうということになりやすいかもしれません。
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