かくしてポピュリズムは出来上がった
明治22年、選挙権は25歳以上の男子で、直接国税を15円以上納付した者に与えられました。
当時の人口の1%となっていますから、今なら年収1000万円以上とか1500万円以上とか、そのくらいに当たるのではないかと思われます。
その後、納税金額基準は段階的に引き下げられ、大正14年には納税要件が無くなりました。
司馬遼太郎は生前よく、明治に比べて昭和は堕落したといった主旨の発言をしていますが、要するに昭和とは「普通選挙が始まった」時代なのです。
大衆参加の政治は容易に集団心理を形成し、昭和前半は戦争へ、後半はバブルへ、そして平成はバラ巻き政治に「熱中」したと整理することも可能です。
大衆が主人公になり、メディアは堅い話を避け、扇情的になりました。
わかりにくい専門家の話は疎んじられ、シロートが全ての分野にコメンテートするという世界でも稀なニュース番組が多数作られています。
そもそも政治とは税金の使途を決めるものと考えるなら、自分が払った税金の使い道を真剣に考えている内は健全でしょうが、他人の税金をどう分捕るかに変節すれば、社会は当然に堕落します。
今でも多くの人が選挙に行かないのですから、選挙権を少しくらい没収しても、文句を言う人はそれほど多くないはずではありますが。w
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