中朝秘話-金正日死去編-
平壌「同志、お久しぶりです」
北京「おお、本当にお久しぶり。11月も中旬に入ってメッキリ寒くなりましたが、お変わりありませんか」
「私は変わりないのですが、変わりのある者がおります」
「当てて見ましょう。朝鮮中央テレビの看板女性アナウンサー、リ・チュンヒ女史ではありませんか。
もう一ヶ月も顔を見ないので、ご病気ではと案じておりました」
「いえいえ、彼女も元気でして、私が身柄を預かっています」
「と言いますと?」
「実は総書記が危篤状態にあります」
「何と!一体どうしたのですか」
「ここだけの話ですが、腹上死なのです。喜び組との火遊びはホドホドにと申し上げていたのですが、人間、身体の一部が不自由になると余計に”生の確認”を求める心理になるようです。
懸命の治療をしたのですが、現在は脳死状態。人工呼吸器を止めれば、心臓が停止する状態です」
「(絶句)...驚きました。他の国はまだ知らないのでしょうね」
「もちろんです。お世話になっているお国には真っ先にご報告と思ってご連絡した次第です」
「とにかく常務委員にまず報告して指示を仰がないと。まだ当分、心臓は大丈夫なのでしょうか」
「こちらの医者の見立てでは、元々糖尿病で心臓が弱っており、せいぜい1ヶ月という話です。
デッドラインはギリギリで12月20日。それを過ぎると、喪に服す10日間が正月を越えてしまい、政治日程が非常に複雑になります」
「了解しました。とにかく出来る限り伸ばしてください。こちらとしても、何かと根回しや準備があります」
「デッドラインに数日の余裕を見るとして、遅くとも12月17日までにはそちらの準備を終わらせて下さい。
こちらは19日正午公表の線で、関係者を調整します」
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