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December 18, 2011

中国小村が必死の抵抗

Wukan4_slideshow中国での住民と警察との騒動は、もはや珍しくもありませんが、中国南部・広東省烏坎(Wukan)村では村民の抵抗がエスカレートし、警察が村を包囲して「兵糧攻め」にするという騒ぎになっています。

烏坎村は人口約1万3000人の漁村。
事の発端は、地元当局が不正に村の土地を収用したとして、住民が抗議したこと。
9月には村民が警察署を襲撃して当局と衝突。

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警察は暴動に関与したとして村民5人を逮捕しましたが、その1人薛錦波氏(42)が拘束中に死亡。
警察は心不全と説明していますが、村民側は遺体には痣(あざ)があり撲殺されたと主張しています。

現在は、村の入口で検問が実施されて入村は厳しく制限され、インターネットも遮断されて情報が入りにくくなっているようです。

中国がその気になれば、乱暴な解決方法も可能でしょうが、既にWSJなど欧米の主要メディアが報道、FTでは北京支局長Jamil Anderliniが現地に出向いて取材する事態にまで注目が高まっており、下手な収束は不可能となっています。

FTの「Defiant mood in village that shook China」によれば、「外務大臣」と呼ばれる村の若い女性が「今はもう恐くない。世界が我々を見ているのだから、彼らは我々に手を出せない」と語っています。

中国共産党が、この問題をどう解決するのか。
欧米は固唾を呑んで見守っています。

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