シカゴ筋ポジションの確認(12/6時点)
(12月6日) (11月29日) (増減)
カナダドル ▲20171 ▲26869 +6698
スイスフラン ▲11158 ▲9327 ▲1831
ポンド ▲43560 ▲46660 +3100
円 38271 40547 ▲2276
ユーロ ▲95814 ▲104302 +8488
NZドル 3857 3718 +139
豪ドル 29824 12542 +17282
EU首脳会議が始まる直前のため、一定の期待感から、これまでのリスクオフポジションの調整が見られます。
結局、ECBによる国債買取期待の後退などはあったものの、欧州問題に一定の進展があり、昨日の米国市場は株高、ドル安が進み、危機感は一服したといったところです。
欧州政治が大騒ぎになっている割に、意外にも(?)為替市場のユーロは小動きが継続。
様々な材料を目イッパイ織り込み、売るにも買うにも大きく動かすのは難しそうな状況になっています。
相場には欧州問題への「飽き」もやや感じられ、イタリア国債利回りも6.4%程度。
安定の5%台と、危険信号の7%台の間に位置しています。
余裕のある欧米投資家は、早めにクリスマス休暇に入って家族と過ごしたい時期となりました。
今回の欧州危機対応の副産物として生まれたのが、イギリスの孤立。
キャメロンの強硬な姿勢は、結果的にメルコジ仮面夫婦の絆を強めることになり、今後の欧州政治状況において、「イギリスを除く」という注意書きが増えるという大きな変化をもたらしそうです。
昨日金曜日のNHK21時の「ニュースウォッチ9」は、このEU首脳会議を全く取り上げず、緊急性の薄いネタをダラダラと報道していたのには唖然としました。
この番組はタイトルを、「国内だけウォッチ9」と変更するべきでしょう。
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