日本とイタリアは何が違うのか
日伊の財政状況を、The Street Lightというサイトからグラフを勝手にお借りして、まとめておきます。
年間予算に対する債務割合について見ると、日本は垂れ流し状態ですが、イタリアは近年大きく下がっています。
単年度ベースの状況は、イタリアの方が断然マシです。
GDPに対する累積債務も、イタリアは横ばいに抑えていますが、日本は見ての通り。
1%で借金できる日本に、危機感は感じられません。
GDP成長率は似たり寄ったりの低レベル。
この両国に成長を期待している投資家はいないでしょう。
最後に経常収支のグラフです。
これは大きく異なります。
要するに日本は毎年稼げる国なのです。
その稼ぎの中身ですが、今や日本の経常収支は貿易よりも所得収支が中心。
貿易黒字が円高で減少しても、所得収支は底堅く推移するとも予想されています。
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