米国雇用は改善が継続するのか
AP通信が、US job market ends year in better shapeという記事を配信しています。
年末もなおユーロ売りが続き、リスクオフムードから抜け出せない中、来年に繋がりそうな明るさを見い出すとしたらこのニュースでしょうか。
グラフのように、アメリカの非農業部門雇用者数は、4月の23万人から5月に2.5万人と激減。
「Sell in May」を加速させました。
しかしその後は10万人前後で堅調に推移。
11月の失業率は8.6%と、ようやく9%台から脱出。
リーマンショックから3年あまり。
長かったアメリカの雇用調整が、ようやく終わりに来たのかという期待が生まれています。
一方、欧州債務問題は解決にほど遠く、ユーロが対ドルで来年さらに売り込まれるとすると、輸出で景気回復という米政権の目論見は苦しくなり、雇用も腰砕けしてしまうかもしれません。
2012年もリスクオンとオフが目まぐるしい年、というのが当たりそうな予想かもしれません。
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