« 外人はJ-REITも売っている | Main | 日銀はどれだけREITを買ったのか(更新版) »

December 30, 2011

米国雇用は改善が継続するのか

AP通信が、US job market ends year in better shapeという記事を配信しています。

年末もなおユーロ売りが続き、リスクオフムードから抜け出せない中、来年に繋がりそうな明るさを見い出すとしたらこのニュースでしょうか。

Photo_2グラフのように、アメリカの非農業部門雇用者数は、4月の23万人から5月に2.5万人と激減。
「Sell in May」を加速させました。

しかしその後は10万人前後で堅調に推移。
11月の失業率は8.6%と、ようやく9%台から脱出。

リーマンショックから3年あまり。
長かったアメリカの雇用調整が、ようやく終わりに来たのかという期待が生まれています。

一方、欧州債務問題は解決にほど遠く、ユーロが対ドルで来年さらに売り込まれるとすると、輸出で景気回復という米政権の目論見は苦しくなり、雇用も腰砕けしてしまうかもしれません。

2012年もリスクオンとオフが目まぐるしい年、というのが当たりそうな予想かもしれません。

この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。

|

« 外人はJ-REITも売っている | Main | 日銀はどれだけREITを買ったのか(更新版) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 外人はJ-REITも売っている | Main | 日銀はどれだけREITを買ったのか(更新版) »