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January 03, 2012

2011年の日経平均を振り返る

Gc_3昨年の買い場を強いて探すなら、震災後の混乱時と、小規模ですが6月後半の上昇期くらいのもの。

3月の安値は、震災の影響というよりは放射能への恐怖がもたらしたパニック売り。
とはいえ、当時安いと思った8000円台は今では普通。
しかも、結果的には2週間程度の短いリバウンド相場でした。

この時期、私も久々に日本の優良株を買いましたが、想定よりも薄い利益で退却を余儀なくされました。

後日の手口情報によれば、売り主体は日本人で買い主体が外人。
外人投資家は、常に短期トレードの対象として日本市場をモニタリングしており、その成果がここでも発揮されました。

予断なくチャートを見れば、日本企業の底力を感じるというよりは、結果的にパニック売りは正当化され、原発事故が日本経済に止(とど)めを刺したとの見方を支持したくなります。

もし2012年の日本株相場に期待するとすれば、円高の是正が前提と思われます。

幸いにも米国景気は回復傾向にあり、ドル円の底割れは避けられていますが、欧州は依然不透明であり、年末年始の為替相場は円高方向を示唆しています。

なお、注意すべきネガティブイベントとしてイラン情勢というファクターがありますが、原油相場の上昇は原発稼働率の下がった日本にとって、より大きいダメージになると投資家は判断するでしょう。

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