金価格、この1年
ところが、市場がさらに不安を強めた9月以降、緊張に耐え切れなくなった投資マネーが金からも逃避。
コモディティ全体が暴落模様の中、一気に1600$へと急落。
秋になると全体が落ち着きを取り戻して金価格も回復基調でしたが、年末にかけて再び欧州懸念で下落し、さらに深い谷を形成。(なお、2回ともポールソンファンドの大量売却の影響が大きかったとも言われています)
年明けは、年末のECBの資金供給や米国経済の堅調などで市場が安定し、再び騰勢へと向かっています。
中くらいまでの懸念は追い風。強い不安は逆風。
丁度良いフォローウインドも味方に付け、振り返れば1年間で+25%ほどの好パフォーマンスとなっています。
金価格の本質は、通貨価値の逆数。
日銀も緩和姿勢を明確にしたことは追い風。
中国インドの景気鈍化は、需給面からネガティブ。
もし3月にギリシャが無秩序にデフォルトすれば、大きな逆風となりそうですが、結局また金融緩和という薬が投下されるなら...といった繰り返しなのでしょうか。
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