ハシズムは成功するのか
争うことを忌み嫌う日本人が多い中で、橋下徹という男は、喧嘩を売る事が大好き、の印象です。
喧嘩で勝つには背後に味方が必要。
府と市の二重行政問題など、サイレントマジョリティを味方につけるのが上手く、喧嘩の手法は民主的です。
信条としては、競争肯定と現実重視。
TPP賛成、日米同盟中心と語り、そのアイデンティティは愛国的で、家族は3男4女と子だくさん。
これは、アメリカ大統領選挙の共和党候補選びで重視される「保守」の要件を、かなり満たしているように思われます。
肝心の大阪再生ですが、大阪府市統合本部会議のグランドデザインたたき台。
堺屋氏の提言する10大名物構想。
これを見る限り、まだアイデア自体が生煮えで、これから苦労しそうな内容です。
昔から、神戸に住み、大阪で働き、京都で遊ぶ(べし)と言いますが、私は4年半、神戸に住んで大阪に通勤し、たまに京都へ行くという生活をしていました。
京都は閉鎖的であるが故にユニークな文化が花開き、何度でも訪問したい町。
神戸は港町で開放的であるが故に居心地が良く、また住みたい町。
大阪は汚い、行儀悪い、派手好き、ディープな本音トークと妖しい魅力で満載ですが、これらをエンジョイするには一定の経験が必要です。
大阪は自由な商人の町というDNAがあるので、規制なく何でも自由に商売できるような「香港的特区」が似合いそう。
官僚くそ食らえ、ルールよりもネットワーク重視。
大阪は案外、中国人と相性が良いかもしれません。
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