投資家「日本銀行」のパフォーマンス
日銀が今年になって「追加投資」をしたのは、1月16日にETFを188億円、J-リートを2月7日と22日に合計26億円です。
日銀がインサイダー取引に問われることは多分ないでしょうが、さすがに2月14日の直前には買っていません。
ちなみにリートは法律上、インサイダー取引の対象外です。
これまでのリート購入額は691億円(のはず)。
私の大雑把な計算では、加重平均でリート指数968。
今日の終値は935ですから、まだ20億円くらい含み損でしょうか。
一方、日経平均連動ETFの方は、累積購入額が8475億円(のはず)で、平均指数は私の推定で9230円前後。
今日の日経平均終値9647円だと+4.5%、およそ380億円の含み益です。
日銀が追加金融緩和に踏み切ったのは、政治の圧力もモチロンあるでしょうが、投資損失を税金で補填するという屈辱的な事態で批判されるのだけは避けたいという自己保身の力学が働いたのかもしれません。
だとすれば、ETFとREITの購入に踏み切った2010年12月の段階で、それなりの覚悟を決めていたということにもなります。
昨年9月、ワシントンポストが選ぶ「世界の8人」に入った白川総裁。
今や、海外で大変ポピュラー。
何しろ4年近くも国際会議に出席を続けている日本のVIPは他にいません、という理由も大きいようです。
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