ベトナム株でさえ上がってきた
2位グループは順当に、マレーシアと中国。
4位はベトナムがインドネシアをかわして最下位を脱出。
ベトナム株が一定期間継続して上昇するのを見るのは、実に久しぶりのことです。
FTの9日付けの記事「Japanese companies invest in Vietnam」によれば、昨年日本からベトナムへ進出した企業数は過去最高の208社で、投資額は合計18億$。
ベトナムの年間の経常収支赤字は40億$(2010年)ですから、これは大変な額です。
「40代の日本人がカラオケの後で"ガールフレンド"と遊びにやって来ます」と、現地に進出している居酒屋「やんちゃ」の店長の声が紹介されています。
投資家がベトナム株を敬遠する最大の理由は、年間20%ものインフレ。
ベトナムのインフレは、恒常的な貿易赤字による通貨ドンの下落が主因です。
その貿易赤字の原因は、日用品も製造業の部品も輸入に依存、せっかくの原油も国内精製する技術力がなく、主力輸出品である農産物は価格が安い等々。
時間はかかりそうですが、日本による直接投資が貿易収支を改善させ、自国通貨の信頼性が高くなってインフレが収まれば、勤勉で若年層が多い、この国の将来性はありそうです。
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