豪ドルはもう上がらないのか
総裁は、半期に1度の議会証言で「現時点で介入を行うつもりはない。なぜなら、その効果が不確かだからだ」とし「豪ドル高抑制に向けた介入は行っていない」と言明した。
そのうえで「介入を決して行わないと言っているわけではない。これまでもわれわれは、(豪ドルの上昇と下落)両方を抑制するため介入を行うことで知られている。ただ、明らかに中銀は予告することはしない。今までそうしたことはしていない」と述べた。
さらに「為替相場で起こっていることが理にかなっているかどうかを今後も問い続ける。最近の上昇は、交易条件がピークを過ぎ、低下しつつあるという状況で起こっていると認識している。これは若干奇妙で、今後の状況を見守る」との考えを示した。(引用終)
といった牽制発言もあり、短期筋のポジションもイッパイイッパイということもあり、対円はともかく対ドルでの豪ドルは上限に近いと考えざるを得ないでしょうか。
現時点で1.072近辺。
トラリピで1.08で買ったポジションもあるので、本当は捌いてしまいたいのですが。
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Comments
かなり前になりますが、こちらのブログで「中国に近い豪ドルとアメリカに近いカナダドル」と、同じ資源国通貨を比較しているのを見て豪ドルロングカナダドル売りのトラリピでだいぶ稼がせていただきました。ありがとうございます。
月足でAUD/CADのチャートを見ると調整無しで上がり続けるのは難しく見えるため、すでにトラリピはやめました。
それにしても円安の流れがかなり強いですねぇ〜。
Posted by: そら | February 24, 2012 11:40 PM
豪ドル/加ドルは中米代理戦争という概念ですね。
今でもある程度は有効のような気はしますが、中国経済の減速やアメリカのエネルギー事情の変化などで、より複雑になっているかもしれません。
現在の円安は、実は日銀追加緩和前からトレンドが転換する兆しがあり、何が理由か断定しにくい曖昧なところがあります。
相場は理由が曖昧なほど長続きするという癖もあり、注意深くウォッチしておく必要があるように思われます。
これまでの円高の反動から、意外なほど長期間、円安に振れる可能性もありそうです。
Posted by: akazukin | February 25, 2012 12:02 AM