相場が急調整した理由
6日のDOWは200$安。
金は1700$を割って急落、豪ドルは対円で87円から一時85円割れ。
中国の成長減速宣言、ギリシャ問題の再燃等と言われていますが、要するに楽観が積み上がりすぎて自分の重みに潰れてしまうという、良く見る事態です。
皆が高所恐怖症になっているところ、出口に向かう人に大勢が追随しました。
クレディスイスは、中国の成長目標下方修正でコモディティ相場は終わったと言っています。
しかしながら、原油相場の10年を振り返ってもわかるように、商品相場が本当に大きく動く理由は需給ではなく、金融緩和の反映です。
無論、コモディティ相場も全体調整の影響から逃れることは出来ませんが、もしもまた世界の中央銀行、特にFRBが大きく緩和姿勢に動くなら、需給と無関係に商品は買われます。
不動産は証券化によって、収益性能が全く変わらないのに、市場の要求利回りの変化によって値が動くようになりました。
多くのものが金融商品化した結果、価格が同じ方向に動くようになり、分散投資によるリスクヘッジが効きません。
グローバル化で地域分散が効かない。
アセットクラスの分散も効果が無いとすれば、一体どうしたら良いのか。
我れ先にと出口に殺到するしかありません。
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