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March 22, 2012

5万円では世界に笑われる

Zoushi中央三井アセットのインサイダー問題は、野村の社員が情報を提供し、中央三井アセットのFMがインペックス株を空売りして1400万円の利益をあげていた、と報道されています。

課徴金5万円は手数料相当額とされていますが、個人のインサイダー取引においては、基本的に利益を全額召し上げるような課徴金の算定方式となっています。

不正な利益と認定するなら、当然にファンドの利益1400万円は国が徴収すべきで、それを顧客に弁済するかどうかは中央三井アセットと顧客の民事的な問題と整理すべきです。

WSJは、あまりに少額のペナルティを、
「The amount was so tiny——it would cover the cost of a fancy dinner for four in a Tokyo restaurant—」
東京のレストランで、ちょっと小洒落たディナーを4人で食べた程度の些細な金額と、皮肉っぽく表現しています。

何かというと、懲罰的制裁金などと称してびっくりするような金額を課すアメリカから見ると、これでは増資インサイダーは無くならない訳だ、と改めて「納得」したことでしょう。

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