古内東子は脱皮した
古内東子といえば、1996年の作品で徳永英明も「VOCALIST 4」でカヴァーした「誰より好きなのに」(you tubeにリンク)のスマッシュヒット一発で生きているという印象でした。
恋愛曲中心でフェイスが個性的という共通点もあり、デビュー当初はユーミン二世などというコピーで売ろうとしたこともありましたが、マスマーケットを軽々とターゲットにする天才ユーミンとはセールスにおいて比較にもなりませんでした。
しかしながら、偶然にも今月14日にリリースされたアルバム「夢の続き」を全曲しっかりと聞いたところ、この人のメロディメーカーとしての才能(努力?)は少し過小評価されていたかもしれないと認識し直しました。
「どれも同じ曲調だね、たまーに良いのもあるけど」から一気に脱皮。
どの曲にもそれなりの心地よい個性があり、適度なポップス感と現代的で厚みのあるアレンジは、これまでで最も商業的な成功を意識して作られた仕上がりと言えそうです。
独りよがりを捨て、市場を意識したという点において、今回のクオリティを私は大いに評価します。
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