シャープの反発はもう終わりか
27日の終値495円は第三者割当増資価格の550円よりも低かったので、ショートカヴァーと小判サメの買いが入るのはある意味当然。
なお、堺工場の運営会社「SDP」の株式を、法人ではなく郭台銘氏個人が購入することにした理由については、メインバンクの「みずほ」に資本増強を急がされたシャープのせいでデューディリ期間も短く、後で株主責任を問われないように個人で買うことになったのだろうという推測記事がありました。
なりふり構わず年度末までに駆け込んだシャープ。
発表する奥田次期社長の顔色も心なしか冴えず、提携というよりはシャープの"敗戦処理"という色合いが濃厚。
日本人としては大変残念ですが、今後の堺工場の稼働率は鴻海の胸中次第となり、経営の主導権を喪失。
シャープという企業そのものの将来が危惧されます。
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