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April 24, 2012

卵子はなぜ老化するのか

Photo162608男性の精子は、常に新しく製造され、長期間射精しなかった場合、古い精子は体に吸収されて消滅します。

一方、卵子の元となる「原始卵胞」は、女性が生まれた時、卵巣内に数百万個あると言われますが、生涯その数が増えることはなく、加齢と共に減っていきます。
つまり、卵子は新たに作られることはなく、老化するのみという仕組みです。

男性も精子を作る能力自体は老化するでしょうが、とにもかくにも出来たものは「フレッシュ」。
女性も新鮮な卵子を新たに作る方が、子孫が健康で種の繁栄にも貢献すると思いますが、摂理はそうなっていません。

そもそも「出しっ放し」でその後に無責任になりがちな男性に比べ、女性には受精後10ヶ月の妊娠期間があり、さらには出産という危険な体験に挑まなければなりません。

こうした厳しいプロセスを考えると、母体が若く、体力がある時期に出産を行うことが推奨されます。

女性に若い年齢での出産を勧めるため、つまりは急がせるためには「卵子は老化する方が良い」と考えるのが妥当かと思われます。

医者は、「結婚適齢期は変わっても、出産適齢期は変わりません」と言います。
時間との勝負である女性が、焦って婚活などの狩猟行動をするのは極めて合理的。

人間が入り込めない神の領域が厳然と存在する、という畏敬の念が消えれば、人類は更に思い上がってしまうでしょう。

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