シカゴ筋ポジションの確認(5/22時点)
(5月22日) (5月15日) (増減)
カナダドル 38555 51005 ▲12450
スイスフラン ▲34851 ▲26694 ▲8157
ポンド 11340 25021 ▲13681
円 ▲18015 ▲34315 +16300
ユーロ ▲195361 ▲173869 ▲21492
NZドル ▲1509 2597 ▲4106
豪ドル ▲16898 4734 ▲12164
欧州情勢は混沌とし、相場が最も嫌う不透明さに満ちています。
円ショートは、巻き戻しで半減。
ユーロ売りは、巻き戻しどころか大幅増加。
オセアニア通貨はネットショートに転じました。
利下げしたとはいえ、3.75%の短期金利がある豪ドル。
ショートに転じるのは、今手元で確認できる2009年7月以降初めてのこと。
その当時、AUD/USDは0.8レベルでしたが、それでも20000枚ほど豪ドルロングでした。
今後の見方としては、二通りあります。
①短期的な投機資金により、豪ドルは過剰評価状態が続いていた。購買力平価で見ても、依然として対ドルで数割は割高。(参考:人気の豪ドルが急落した理由)
リーマンショック後、0.6~0.65レンジも一定期間あったことを考えれば、今後ギリシャ情勢の深刻化など欧州債務問題が更に緊張すれば、下げ余地は大きく、まだ売り方向で勝負すべき局面。
②アメリカの積極的緩和策(ドル安政策)により、豪ドル/米ドルの相対関係が変化し、短期ポジションがニュートラルの時、2009年当時は0.75~0.8くらいで均衡していたのが、0.95近辺にシフトしたと見て取れる。
もしも更に豪ドルが下がるようなリスクオフの状況になれば、FRBはQE3を発動することになるから豪ドル/米ドルは上がる方向。
そもそもスワップマイナスになる豪ドルショートポジションが長続きするわけもなく、早晩巻き戻しで豪ドルの反発が期待されるから、ここからの押しは豪ドル買い。
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