« バンキア銀行は立ち直れるのか | Main | ASEAN4ヶ国ETF~インドネシア急落~ »

May 27, 2012

シカゴ筋ポジションの確認(5/22時点)

         (5月22日) (5月15日) (増減)
カナダドル    38555    51005   ▲12450
スイスフラン ▲34851   ▲26694  ▲8157
ポンド      11340    25021   ▲13681
円       ▲18015   ▲34315   +16300
ユーロ    ▲195361  ▲173869  ▲21492
NZドル    ▲1509     2597    ▲4106
豪ドル     ▲16898    4734    ▲12164

欧州情勢は混沌とし、相場が最も嫌う不透明さに満ちています。

円ショートは、巻き戻しで半減。
ユーロ売りは、巻き戻しどころか大幅増加。
オセアニア通貨はネットショートに転じました。

Goudoru利下げしたとはいえ、3.75%の短期金利がある豪ドル。
ショートに転じるのは、今手元で確認できる2009年7月以降初めてのこと。

その当時、AUD/USDは0.8レベルでしたが、それでも20000枚ほど豪ドルロングでした。

今後の見方としては、二通りあります。

①短期的な投機資金により、豪ドルは過剰評価状態が続いていた。購買力平価で見ても、依然として対ドルで数割は割高。(参考:人気の豪ドルが急落した理由
リーマンショック後、0.6~0.65レンジも一定期間あったことを考えれば、今後ギリシャ情勢の深刻化など欧州債務問題が更に緊張すれば、下げ余地は大きく、まだ売り方向で勝負すべき局面。

②アメリカの積極的緩和策(ドル安政策)により、豪ドル/米ドルの相対関係が変化し、短期ポジションがニュートラルの時、2009年当時は0.75~0.8くらいで均衡していたのが、0.95近辺にシフトしたと見て取れる。
もしも更に豪ドルが下がるようなリスクオフの状況になれば、FRBはQE3を発動することになるから豪ドル/米ドルは上がる方向。
そもそもスワップマイナスになる豪ドルショートポジションが長続きするわけもなく、早晩巻き戻しで豪ドルの反発が期待されるから、ここからの押しは豪ドル買い。

この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。

|

« バンキア銀行は立ち直れるのか | Main | ASEAN4ヶ国ETF~インドネシア急落~ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« バンキア銀行は立ち直れるのか | Main | ASEAN4ヶ国ETF~インドネシア急落~ »