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May 12, 2012

シカゴ筋ポジションの確認(5/8時点)

         (5月8日)  (5月1日) (増減)
カナダドル   60095     70223  ▲10128
スイスフラン  ▲16494   ▲14311 ▲2183
ポンド      25339     16493  +8846
円        ▲41093   ▲50173  +9080
ユーロ     ▲143984  ▲106990 ▲36994
NZドル      6224     8025   ▲1801
豪ドル      25104    52280   ▲27176

ポジションの変化で目立つのはユーロ売りの増加と豪ドルロングの半減。
円は2割ほど減っていますが、依然として高水準の売りポジションが残っていることは注目されます。
長期では円安が市場の声なのか。

ユーロについては言うまでもなくギリシャ問題が重しとなり、6月の再選挙、その後の混乱を想定すると、長期間戻り売りに押されそうな気配です。
ギリシャのデフォルト、ユーロ離脱など大きなイベントがあれば、さらなる下押しも予想されます。

豪ドルは、5/1から5/8の間に対ドルで1.03レベルから1.01程度に下落。
現在ではパリティ近辺なので、短期のロングポジションは更に半減くらいでしょうか。

Longchartaudusd1w_r最近の論調は豪ドル安を強調するものが目立ちますが、昨年夏過ぎに1.1から0.95へ急落した時と比べると、政策金利が1%も低いのに下げスピードは穏やか。

豪州政府は、2012年度(12年7月~13年6月)の予算案で財政収支を黒字に転換する計画であり、緩和策しか選択肢がない欧米と比べると通貨の質は健全です。

相場はギリシャ次第でオンオフの繰り返し。
そもそも欧州債務問題は慢性疾患であり、こうした事態を苦々しく思う投資家も増えています。

現時点ではまだ可能性が高いとは言えないものの、さっさとユーロから出て行って相場がアク抜け、というシナリオを期待します。

その際のショックで「スーパーお買い得」バーゲンがあれば出動します。

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