シカゴ筋ポジションの確認(5/29時点)
(5月29日) (5月22日) (増減)
カナダドル 34085 38555 ▲4470
スイスフラン ▲30596 ▲34851 +4255
ポンド 1475 11340 ▲9865
円 ▲11330 ▲18015 +6685
ユーロ ▲203415 ▲195361 ▲8054
NZドル ▲5208 ▲1509 ▲3699
豪ドル ▲35527 ▲16898 ▲18629
相場は依然として欧州債務危機という霧の中で視界不良。
昨日発表の米雇用統計では、5月の雇用者増加数が6.9万人。
過去5ヶ月の推移は、28.4万人、25.9、15.4、7.7、6.9となり、雇用回復の減速が鮮明となりました。
IMMポジションは、円売り減少、ユーロ売り増加、オセアニア通貨売り増加と、リスク回避的な動きが継続。
ユーロショート、豪ドルショートとも歴史的水準ですが、巻き戻しを警戒する声はかき消されています。
アメリカはこれまで、欧州問題に深入りするのを避けて来ましたが、いよいよ自国経済への感染が懸念され、大統領選挙前に静観は許されない状況となりつつあります。
FRBはQE3の検討、ホワイトハウスはドイツへの解決圧力など、市場は政策催促相場の様相を強めて行くように思われます。
日本の長期金利は0.8%台に低下。
市場の声から判断する限り、新たに「欧州復興特別日本国債」を2兆円ほど発行してスペインに貸し付けてバンキアに注入、市場を円安に誘導する、という冗談のような対策が有効と思われます。
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Comments
米国の指標は意外でした。
欧中米日全員の緩和揃い踏みまではもう1,2回パニック、、夏〜秋が大底、、そこからぐだぐだ、、冬にようやくくらいでしょうか?
緩和しても実態に何かサインが出るまでは「様子見」がいいと思いますが如何お考えになりますか?
Posted by: BLUE | June 02, 2012 09:37 AM
最近の予想数値は、予想でなく期待値になってしまっているのが問題で、勝手にハードルを上げて右往左往している印象です。
現在の民主主義社会がそうであるように、金融資本市場も「おねだり相場化」し、今後も同様でしょう。
先のことはわかりません。
いつ出動するにせよ、基準は「本当に割安か」であり、どんな場合でも資金の余裕を残しておく必要があります。
Posted by: akazukin | June 02, 2012 10:36 AM