南アフリカ「ランド」でスワップ生活は可能か

欧州不安が一旦収まった「安堵相場」により、ブラジルレアルやインドルピーなど新興国通貨が反発。

南アフリカの通貨「ランド」も現在９．８円近辺と、先週比で5％近く上昇しましたが、歴史的に見ればまだ低位にあります。（以下、数値はくりっく365がベース）

10万通貨で98万の投資、証拠金はレバ25倍設定で39000円です。

今仮に、手元に1000万円用意できるとします。

ランド/円の最低価格は、2008年の瞬間風速７．５円。
そこで、ロスカット基準50％を前提に、再び７．５円まで下がっても強制決済にならないようにすると、最大購入枚数は21単位（210万ランド）。

つまり、1000万円入金し、ランドを2058万円（9．8円×210万）購入した場合、最悪７．５円まで下落しても、ぎりぎり強制ロスカットされずにスワップを受け取り続けることが可能な計算。

スワップは134円/日（6月の平均）ですから、年間1,027千円。（134×21×365）

証拠金に対する期待利回りは≒10％。
5000万円用意すれば、年収500万円になります。

ところで、どうせ2000万円のリスク資産を保有するなら、レバ2倍でＪ-ＲＥＩＴ（平均利回り5.37％）を買っても≒10％。
さて、どちらを選ぶのが合理的でしょうか。

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