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August 14, 2012

小鹿田焼(おんたやき)の里を訪ねる

S03112578月6日、大分県日田市の山あい、その名も皿山地区にある小鹿田焼(おんたやき)の里を訪問しました。

福岡空港から1時間20分程度の距離ですが、里に近づくと時折り道が離合できないほど狭くなり、秘境のムードさえ感じられます。

そのうえ先の九州豪雨の影響で所々が片側通行規制。
中には工事用信号機の設置さえ無い場所もあり、いくら通行量が少ないとは言え、「勇気を持って突入」するしかないのには多少ドキドキしました。

「おんた」とは元来「隠田」を意味し、年貢を免れるために隠れて耕作した田のことというのも頷けるような奥まった土地柄です。

地区の一角には小鹿田焼陶芸館があり、作品の陳列の他、記録映像の上映もされています。S0321258


小鹿田焼は、イギリスの陶芸家、バーナード・リーチの紹介によって広く知られるようになりました。

Item03_3現在は地区全体が「小鹿田焼の里」の名称で重要文化的景観として選定されており、僅か10軒の陶芸家が「一子相伝」により伝統技術を伝承しています。

小鹿田焼の代表的なデザインは、写真のようなハケ目模様です。


小鹿田焼の里では、鹿威(ししおど)しの要領で陶土を粉砕する、「ギーッ、ドスン」という唐臼(からうす)の音が響きます。

この日本の原風景のような風情は国宝級であり、小鹿田焼の最大の魅力かもしれません。
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焼酎のお湯割りに良さそうな湯飲みを1000円で買いました。

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