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August 26, 2012

ベトナム株が急落

Zアジアの新興国株式は、タイを筆頭に概ね堅調のようですが、先週はベトナム株が酷いことになっています。

理由は明確。
20日にアジア商業銀行(ACB)創設者で大富豪のグエン・ドク・キエン氏が、必要な許可を得ずに「不正なビジネス」を行った疑いで逮捕。

これを受けてか、ACBのリー・スアン・ハイ頭取が辞任。
彼も逮捕されたとの情報と、捜査中との情報が錯綜しています。

驚いた預金者が殺到し、21、22の両日だけで約300億円がACBから引き出され、ベトナム中央銀行は緊急の公開市場操作でほぼ同額を供給したようです。

504034_c450グエン・ドク・キエン氏は、ベントレーやロールス・ロイスといった超高級車を所有し、「ゴールデンランド」と呼ばれるハノイの一等地に大邸宅を構える48歳。

ベトナムサッカー界の重鎮としても知られ、ACB以外にもベトナム輸出入銀行など複数の銀行株を所有する金融、サッカー界のドン。

ベトナムと中国を比較すると、中国共産党はこれまで開発一辺倒で、発展した地域の書記が昇進していくという競争の図式ですが、ベトナムは住民の反発で土地収用を中止する例などもあり、格差にも一定の配慮をしているように見えました。

一方、そうした慎重さはインフラ整備の速度が遅いというマイナスも生じさせ、進出する外資から見ると物足りなさも感じられるところです。

今回のような事件の背景には、経済発展の果実が不均衡であることに対する政治の苛立ちがあるのでしょうが、2005~2007年の不動産バブル、通貨安によるインフレ、度重なる通貨ドンの切り下げなど、そもそも政策当局の下手糞さが目立つ国でもあります。


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