シカゴ筋ポジションの確認(9/11時点)
(9月11日) (9月4日) (増減)
カナダドル 101860 66555 +35305
スイスフラン ▲8967 ▲13112 +4145
ポンド ▲4366 ▲6868 +2502
円 32773 24007 +8766
ユーロ ▲93658 ▲102306 +8648
NZドル 10032 11401 ▲1369
豪ドル 68259 62439 +5820
9/11はFOMC直前ですから、極端にポジションを傾けることは難しいタイミングです。
数字を見ると、カナダドルのロングが増えていることが目立ちますが、その他の通貨ではユーロがショートポジションの巻き戻し中、円はロング増、オセアニア通貨はマチマチと、特に顕著な方向性は読み取れません。
QE3に関しては、かなりの程度織り込まれているのではとの観測もありましたが、実際には大きなインパクトを市場に与えました。
ECBの国債購入決定で上昇中だったユーロは弾みが付き、ユーロ/ドルは一気に1.31越え、ユーロ円は102円台後半。
何しろ大量のショートポジションが貯まっていただけに、逆バネ効果も大きくなっています。
リスクオンムードに敏感な豪ドルも、対ドルで8月の高値1.06まで面合わせして小休止。
この2日間で投資家の手元ポジションは様変わりし、ユーロショートはかなり減った一方、逆に豪ドルなどは急増したポジションの調整も起こりやすくなりそうです。
今後は、アメリカの雇用動向や不動産統計、あるいは欧州の経済指標など、経済の実態動向がより注目されそうに思われます。
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