人民元が対ドルで最高値を更新
わかりやすい例では、ガイトナーが訪中する際には上がる、ということです。
こういった作為は子供だましに見えますが、中国にすれば相手の面子を立てた大人の対応と思っているのかもしれません。
従って、相手にも同じようにわざとらしい気遣いを求める傾向があり、「会って二日後に国有化は許せん、数日待てば全然違った」などという解説も聞こえてきます。
今回は、米国が半年に一度行う為替操作国認定に絡み、まさに今日10月15日が財務省報告を米議会へ提出する期限。
特に共和党のロムニーは中国に対して強硬ですから、まずは彼がオバマを追及する論点を一つ消去しておこうという、見え見えの作戦かと判断されます。
こうした態度を見ていると、中国社会では、「あまりにわざとらしいから効果がないのではないか」という日本人的な感覚はなく、堂々たるゴマスリこそが求められるような気がしますが、実態はどうなのでしょうか。
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