米大統領選は接戦か
ロイターによると、オバマ大統領と共和党のロムニー候補の支持率が45%で並んだようです。
私の基本的スタンスは共和党寄りですが、度重なる不用意な発言で、ロムニーは負けたと思っていました。
ところがTV論戦でのオバマの不調により、勝負の行方は振出しに戻ったようです。
というか、それだけ潜在的には共和党的価値観が強い国だということかと思われます。
3年前の衆院選挙。
改選議席480のうち民主党が308議席を取るという地滑り的勝利になった要因は、第一に自民党の体たらくですが、前年に民主党のオバマが勝ったことも影響していると思われます。
当時は、8年も続いたブッシュの好戦的な姿勢に世界中が嫌気を催し、日本では「コンクリートから人へ」。
自由よりも協調、という方向に揺り戻しがあっても「まあ、そうだろうなあ」という心理状態でした。
その後日本では大きな震災があり、原子力エネルギーを失って弱体化した「羊」に中韓が襲いかかるという現実が目の前に出現しています。
経済では欧州の地盤低下が顕著。
借金に依存した社会の脆弱さが、そもそも多極化した冷戦後の世界を更に不安定にしています。
自立か依存か、という二者択一論で見れば、世界経済は明らかに政府に依存し過ぎており(J-REITは日銀に依存)、企業も個人も自立の方向性にシフトしなければ財政がもたないという分水嶺にあるようにも見えます。
米国民は、自立or依存、どちらの方向性を選択するのでしょうか。
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