円建て金価格の確認
欧州債務危機が象徴するように、世界経済は財政支出という弾を撃ち尽くし、残るは金融緩和しかないということで低金利が長期化。
金投資の背中を押しています。
最近では、ソロス、ポールソン、ビル・グロスといった大御所たちが口を揃えて「Buy、Gold」とポジショントーク。
無論、ジム・ロジャースのコモディティ好きに関しては筋金入りです。
日本では、いつかは日本国債が見捨てられ、通貨「円」への信頼が揺らぐのではないか、といった懸念が拭い去れず、金の人気が大きく落ちることは考えにくいようにも思われます。
東証で金の裏付けがある(債券発行会社の破綻リスクが避けられる)ETFは3つありますが、その内「ETFS 金上場投信(1672)」は流動性が低く、実質は2つ。
国際的に知名度が高い「SPDRゴールド・シェア受益証券(1326)」と、三菱UFJ信託が管理する「純金上場信託(現物国内保管型)(1540)」。
実際に金に換える場合、「1326」は10万口単位でアメリカでのみと途轍もなくハードルが高くて事実上不可能ですが、「1540」は1kg単位(約480万円)で国内交換可能と現実的です。
実際に交換はしなくても、商品の性格上現物により近い方を選びたいと考える人は多いと思われます。
そのためもあってか、最近の売買代金は、1540>1326の傾向です。
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