最近のガザ地区情勢

日本で離党だ、野合だと騒いでいる間に中東情勢は大変緊迫しています。

パレスチナは、比較的穏健なファタハと、強硬なハマスに分裂した状態で、ガザ地区はハマスが実効支配しています。

イスラエル軍が１４日、ハマスの軍事部門トップのアハメド・ジャバリ氏らを空爆して殺害したことで、一気に緊張が高まりました。

イスラエルは度重なるガザ地区からのロケット攻撃に対する自衛の行動としており、オバマ大統領もそれを追認する発言をしていますが、今回口火を切ったのかどちらなのか、ニュースをググってみてもはっきりしません。

今年の3月、エジプトの仲介でガザ地区では停戦が実現していましたが、CNN等によると、10月下旬あたりからイスラエルによる空爆が再開されていたようです。

イスラエル軍はハマス本部ビルも空爆。
ハマスはロケット弾で報復し、テルアビブやエルサレム郊外まで飛んできています。

イスラエルは7万人以上の予備役を召集し、ガザ地区境界周辺に戦車部隊を集結。
空爆から陸上戦という本格的戦闘に拡大する懸念が高まっています。

イスラエルに取っては来年1月の選挙に向けての示威行動という意味と、ハマスの攻撃能力を確認し、ダメージを与えておこうという意図があると思われますが、長期的には益々憎しみの連鎖行動をエスカレートさせることは確実です。