« 竹中日銀総裁の可能性 | Main | シカゴ筋ポジションの確認(12/4時点) »

December 08, 2012

米雇用統計はトレンドを維持

毎月第一金曜日の恒例、雇用統計。

11月の失業率は7.7%と前月7.9%より改善。

非農業部門雇用者数は146千人と10万人超をキープ。
10月の171千人は138千人に下方修正されました。

この結果を受けてドル円は約50銭ほどドル高の82円80銭近辺まで上昇したものの、押し戻されて82円40銭台。

部門別の雇用を見ると、小売が5万2600人増、医療も2万人増。

一方、製造は7000人減少。大半は食品製造部門の減少分。

建設部門も2万人減少。住宅市場の改善や大型ハリケーン後の復旧作業を考えると、やや意外です。

全体としては、米国内需のキーファクターである住宅市況の改善傾向が消費を下支えし、雇用環境にも良い影響を与えているとの見方が維持出来るように感じられます。

11毎月の浮き沈みを均(なら)して大きなトレンドを表示するため、折れ線は5ヶ月移動平均で引いています。

このなだらかなカーブは、概ね市場のリスク選好心理とシンクロしているように思われます。

|

« 竹中日銀総裁の可能性 | Main | シカゴ筋ポジションの確認(12/4時点) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 竹中日銀総裁の可能性 | Main | シカゴ筋ポジションの確認(12/4時点) »