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December 02, 2012

コモディティの比較

Comoz原油(OIL)、金(GLD)、農産物(DBA)の1年チャート。

今年の夏、コーンなどを中心に大きく農業産品が値上がりしたという記憶が残っていますが、DBAのカーブを見ると、さほど目立ちません。

DBAは、牛肉、コーン、大豆、砂糖でおよそ50%、残りはコーヒー、カカオ、豚肉などで構成されています。

金(GLD)も1年前が結構高値だったこともあり、さほど変らず。
欧州債務危機も相場材料としては一段落、QE3も織り込まれ、通貨の劣化を織り込むネタがドンドン出てくると言った状況ではなくなりました。

上昇エネルギーが低下しているように見えるのが原油。

中国の成長率低下。
HV車、電気自動車、バイオエタノールの普及。
天然ガス発電量の増加。
アメリカのシェールガス革命によるエネルギー自給率向上。

かつては「現金より油」「キャッシュで車は走らない」などと言われて原油市場への注目度は非常に高かったように思われますが、上記のような変化によって、かつてほどは重要視されなくなっているのでしょうか。

BeikokugennyuグラフはIMFによる、アメリカの輸入から輸出を引いた原油純輸入額の推移です。(2012以降は推計)

2008年の資源高騰による大きな貿易赤字、リーマンショックによる反落が目立ちます。
今後については安定と読んでいるようです。


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