シカゴ筋ポジションの確認(1/8時点)
(1月8日) (12月31日)(増減)
カナダドル 64005 65926 ▲1921
スイスフラン 10261 11631 ▲1370
ポンド 25949 36308 ▲10359
円 ▲74096 ▲80517 +6421
ユーロ ▲8035 5126 ▲13161
NZドル 19220 17082 +2138
豪ドル 80315 79522 +793
注目される円ショートポジションは、これで4週連続の減少。
徐々に利益確定が進んでいるのでしょうが、円安基調は変わっていません。
こうしたことから、円安相場の主役が短期筋から長期の投資家に移行しているとの観測が増えています。
長い間、日本円に避難していた資金が引き上げる動きも指摘されています。
11日に発表された11月の国債収支速報では、経常収支が2224億円の赤字でした。
所得収支の黒字8915億円は貿易赤字8475億円を上回っているものの、サービス収支の赤字1901億円までは補えず、1月以外では初の赤字。
その一方では、20兆円もの経済対策で今年度国債発行額が52兆円と膨張。
稼ぎが減っているのに借金を増やす構造となっています。
円安が多くの予想を越えたハイスピードで進んでいる背景については様々な要因が語られていますが、「悪い円安」に備えておかなければいけないという潜在的な不安が、想定以上に大きかった可能性があります。
だとすれば、国債への信認が崩れるのも予想以上に早いかもしれません。
今回の円安転換のように、市場心理は突如として真逆に変わるものです。
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